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2004.01.5
この症例は、今までレジン床義歯(保険)を使用していたがどうしても喋りにくく、厚みに慣れないとのことでキャストパーシャルの依頼があったケースです。

歯科医院より患者さんの参考模型が送られて来て、ラボサイドで鉤歯になる残存歯牙のアンダーカットを計測し、レストの位置、形態、ガイディングプレーンの形態など残存歯(鉤歯)の長期保存を目的に設計をして、マウスプレパレーションをお願いしました

患者さんの要望のあった、薄くて喋りやすく違和感のないキャストプレートということで厚みのあるバータイプではなく全体を薄く出来るプレートタイプでハイパープレート(コバルトクロム床)にしました。

鉤歯にラビットフレックスシステム(鉤歯への負担が少なく、審美性に富む形)を用いアンダーカット、クラスプの長さを測定しそれぞれの鉤歯の維持力を数値化しました。

上顎6は、アンダーカットが近心にないためヘアーピンクラスプにしました。
プレート口蓋の最大厚みは、1.1mm〜1.2mm、薄いところで0.4mm。
構造設計により咬合力によりたわまない、薄くて装着感のよいハイパープレートを製作しました。

レジン重合は、パラジェットシステムを用い良好な粘膜面適合を得ました。
リマウントをして咬合調整を行い、滅菌処理をして納品致しました。

患者さんの口腔内にセット、異物感がなくスムーズに喋れるようになったと患者さんが喜んでおられるという話を聞きました。

患者さんが幸福感をあじわえるのは、歯科医師と歯科技工士の相互の協力によって可能であると実感しました。



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