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こちらの症例は、今までレジン床義歯(保険義歯)を使用していたがどうしても喋りにくく、厚みに慣れないとのことでメタルプレート(金属床義歯)の依頼があったケースです。
歯科医院より患者さんの参考模型が送られて来て、ラボサイドで鉤歯になる残存歯牙のアンダーカットを計測し、レストの位置、形態、ガイディングプレーンの形態など残存歯(鉤歯)の長期保存を目的に設計をして、マウスプレパレーションをお願いしました。
患者さんの要望のあった、薄くて喋りやすく違和感のないキャストプレート(金属床)ということで厚みのあるバータイプではなく全体を薄く出来るプレートタイプでハイパープレート(コバルトクロム金属床)義歯にしました。
鉤歯にラビットフレックスシステム(鉤歯への負担が少なく、審美性に富む形)を用いアンダーカット、クラスプの長さを測定しそれぞれの鉤歯の維持力を数値化しました。
上顎6は、アンダーカットが近心にないためヘアーピンクラスプにしました。
プレート口蓋の最大厚みは、1.1mm〜1.2mm、薄いところで0.4mm。
咬合力によりたわまない、薄くて装着感のよいハイパープレート(金属床義歯)を製作しました。
人工歯には、自然観のあるイボクラビバデントPE(ドイツ)、臼歯にはイボクラオーソシット(ドイツ)を使用しました。
レジン重合は、ヘラウスパラジェットシステム(ドイツ)を用い良好な粘膜面適合を得ました。
リマウント(咬合器再装着)をして咬合調整を行い、研磨完成、滅菌処理をして納品致しました。
患者さんの口腔内にセット後、違和感がなくスムーズに喋れるようになったと
患者さんが喜んでおられるという、お話を先生から伺いました。
患者さんが幸福感をあじわえるのは、歯科医師と歯科技工士の相互の協力によって可能であると実感いたしました。
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